2018年1月31日水曜日

Cacti 1.1.28 対象となる機器の登録

MRTGのときは手作業で対象となる機器の登録をしていましたが、Cacti は GUI から登録が可能です。数が多いとMRTGでは大変ですが、Cactiですとだいぶ楽になるかと。(/usr/share/cacti/cli 配下にphpのスクリプトがあるので、CLI から大量の機器も一括で登録できたりするのかな?)

新規登録ですが、

  1. consleタブ → [Management] → Device を選択します。
  2. 右側ペイン Devices 右端の +をクリックします。

右側ペインが Device [new] に変わりますので、必要な項目を入力していきます。必要項目は自分の場合ですと

  1. General Device Options の
    Description → 機器名を入力
    Hostname → IPアドレスを入力
    Device Template → Cisco Router or Generic SNMP device を選択
  2. SNMP Options の
    SNMP Community を入力

の計4か所、実際には SNMP Community は Settings で設定してありますので3か所を入力して画面右下の [Create] ボタンをクリックします。

SNMP Options の SNMP Community は [Configuration] → Settings → Devices Defaultsタブ → SNMP Defaults の Community を設定しておくと便利です。

Create ボタンをクリック後、画面右上に Create Graphs for this Device等々のリンクが表示されます。Create Graphs for this Device のリンクをクリックすると各ポートが表示されますので、

  1. 監視をしたいポートの右端□をチェック
  2. bps表示にしたいので、 Select a Graph Type to Create の In/Out Bits (64-bit Cpunters)を選択
    ※以降も同じ選択するのであれば、Set Defaultボタンをクリックしデフォルトに設定

で対象デバイスの対象ポートを追加することができます。VLAN とか PortChannel も表示されるのでとても便利!!

後は必要数分作業を繰り返します。

しばらくするとグラフができますので、graphsタブを選択し右側の山マークタブをクリックします。デフォルトですと登録した全てのグラフが表示されますので、選択表示をしたい場合はフィルターを使うと便利です。

graph

デフォルトのグラフは相対表示かつオートスケールになっています。上の図は一番帯域を使う機器のポートになります。

グラフのテンプレートをコピーし、変更して絶対表示にしたいと思ったのですがうまくいきませんでした...

とりあえず表示までできましたので、次はグラフの絶対表示とかデバイスのテンプレートの追加ができるようにしたいと思います。

2018年1月30日火曜日

Cacti 1.1.28 の設定

セットアップ完了後、設定しておいた方がいいと思う点の備忘録です。

consoleタブをクリックし、 [Configuration] の Settings をクリックします。

  • pathタブ
    Logging → Rotate the Cacti Log にチェック 自分は Weekly で 7世代
  • Devices Defaultsタブ
    SNMP Defaults の Community を設定
  • Pollerタブ
    Poller Type 最初は cmd.php、動作に問題が無かったら spine に変更
  • Authenticationタブ
    Local Account Complexity Requirements の Require Special Character チェックを外す (自分の場合は英数で設定にしました、記号は無し)

こんなとこですかね?

2018年1月29日月曜日

Cacti 1.1.28 でデータ保持期間の変更

console→ [Presets] Data Profiles → System Default  で値を変えたいのですが、setup終了後 [Management] の Devices と Graphs に Local Linux Machine が自動登録されているため、値を変えることができません。


新規に Data Profiles を作成してデフォルトのプロファイルにしてもよいのでしょうが、既存のSystem Default を変更することにします。

  1. [Management] → Graphs に登録されているものをすべて削除
  2. [Management] → Devices に登録されているものをすべて削除
  3. [Presets] Data Profiles → System Default  をクリック

右側ペインの Data Source Profile RRAs (Read Only) → Names に表示されている

  • Daily (5 Minute Average)
  • Weekly (30 Minute Average)
  • Monthly (2 Hour Average)
  • Yearly (1 Day Average)

をクリックし、Rows の値を変えます。

保持期間をどれくらいにするかですが、3年+α(去年、一昨年、一昨々年)もあれば十分かなと思い次のように変えました。

    旧     新
Daily     600 328320
Weekly     700   54720
Monthly     775   13680
Yearly     797    1140

値の算出は unixpower.netさんの CentOS7 Cactiのデータ取得間隔と保存期間を参考にしました。cron は 5分おきで動かしているので Hourly の設定はしていません。丸めは発生しますが、許容範囲とします。(Daily~Yearlyの値を1440日分で算出しました。)

デバイスを登録した後、データ保持期間を変更するのは非常に面倒です。まずはデータ保存の期間を決め、その後デバイスの登録をすることをお勧めします。

2018年1月19日金曜日

Cacti 1.1.28 だと思っていたら 1.1.27 だった...

spectre・meltdown で年初は忙しく、Cacti をいじっている暇がありませんでした。だいぶ落ち着いたので、暮からの作業を進めることにします。

yum で入れた Cacti ですが、1.1.28 だと思っていたら 1.1.27 でした... インストールしたとき、Cacti のホームページのリリースバージョンが 1.1.28 だったので、てっきりそのバージョンだと思い込んでいた。

久々にホームページを覗くと、1.1.31 がリリースされている。yum check-update をするものの、こちらは 1.1.28 が最新でした。ソースを落としてコンパイル→インストールでもいいのですが、基本的に rpm を使いたいので 1.1.28 で update。

  1. インストール先の Cactiサーバにアクセスすると、setup がデフォルトで走る。
  2. パラメータも 1.1.27 のままでは赤字で進まないので、推奨値+αを設定。
  3. upgadeボタンをクリックして完了。

Maria-DB も 10.1.29 から 10.1.30 に上がっていましたが、こちらはスルー。その打ち上げる予定ではありますが。